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浄楽寺 不動明王

こんばんは、キカイです。

運慶展、行ってきました。
本日はその中にあったお像で心に残った
浄楽寺の不動明王さんをピックアップ!

浄楽寺 不動明王_c0214078_2312217.jpg

2017.10.14製作。縦65mm×横52mm。

運慶展はひたすら「ほんもの」(消しゴムはんこ仏師・nihhi氏曰く、「ご本人」)
が並んでるような展示会でした。見てて安心。
そして見てる人を楽しませよう!という気持ちが造形に溢れてました。
「うわぁ~」ってなるんです。「うわぁ~」ってなるの、気持ちいです。

そして今回の不動明王。
これもnihhi氏に聞いたんですけど口の形に何種類かあり
への字に結んだものと、上の歯で下唇をワキっと噛んだ形があり
今作は前者になりますね。
で、このお不動さんも憤怒の表情であるはあるのですが
そんなに怖くないというか、むしろちょっとかわいいんですよね。
お参りに来た人の悩みを真剣に聞きすぎて、顔に出ちゃってるみたいな。
「うわ~大変だな!でも大丈夫だがらな!!!」みたいな。
もうほんとすっごいいいひと。

ってこの話も運慶展見終わってからnihhi氏に聞いた話で
実は会場では火炎光背ばっかに注目してお顔をろくに見てなかったという。
なので、もっかい見に行きたい運慶展。
まだの方も是非足をお運び下さい。

by guntap | 2017-10-16 23:29 | 消しゴム版画-仏像 | Comments(2)

Commented by desire_san at 2017-11-26 14:27
こんにちは。
たくさんの素敵な作品を楽しく拝見しました。浄楽寺の不動明王の雰囲気が感じられて、感性に共感しました。

私も「運慶」展を見ましたが、魅力的な仏像をたくさん見ることができました。例えば、高野山霊宝館の八大童子立像の中でも、制多迦童子は彩色もよく残っており、力量の冴えが際立っていて、理知的で上品な姿で生きているかのような若々しく颯爽として立っている姿が非常に魅力的でした。今までじっくり見たことのない四天王像や十二神将像も見られ、高野山霊宝館、静岡県願成就院、浄楽寺など、東国の寺にも運慶の傑作がたくさんあることを知り、運慶という仏像彫刻家のスケールの大きさを改めて知りました。

私も「運慶」展を見て、以前奈良・京都で見た運慶の傑作も含めて、運慶の優れた仏教彫刻の全貌を整理して、その魅力を考察してみました、観ていただけると嬉しいです。ご感想・ご意見などをブログにコメントいただけると大変します。

Commented by guntap at 2017-12-06 16:05
> desire_san様

コメントありがとうございます!
拙作ですが、楽しんで頂けたようで何よりでございます。
今回の展示会は本当に作品一発一発のパンチ力が強く、まさに運慶の波に揉まれるような感覚でした。
十二神将勢ぞろいも実に見ごたえがありましたね。みな嬉しそうに見えました。

desire_san様のブログも拝見させて頂きます!